身近に起こりやすい腹圧性尿失禁

尿失禁は、くしゃみなどの弾みで漏れることもあります。
人間が1日に排出する尿は150cc前後ですから、かなりの量といえます。
尿は腎臓で作られ、腎盂と尿管を経て膀胱にたまります。膀胱には蓄尿と排尿という2つの働きがありますが、尿が150cc-200ccたまると最初に尿意を覚え300cc-400ccになると排出しようとします。
尿失禁というのは、自分の意思には反して尿を漏らしてしまうことをいいます。 一口に頻尿失禁といっても、その原因や症状はさまざま。
*一般的には次の5タイプに分類されます。
≪腹圧性尿失禁≫ くしゃみ、席、走る、重い荷物をもつなど、おなかに力が入ったときに尿をもらしてしまう。
≪切迫性尿失禁≫ 尿意を感じたときに、我慢できずに尿を漏らしてしまう。
≪溢流性尿失禁≫ 膀胱に蓄尿の力はあるが、排尿の力がなく、膀胱が充満した状態となって尿があふれ出してしまう。
≪機能性尿失禁≫ 膀胱はきちんと働いているが、運動機能障害や認知症により、トイレ以外の場所でもらしてしまう。
≪反射性尿失禁≫ 脊髄損傷などにより、尿意のシグナルが脳へ行かず、反射的に尿を漏らしてしまう。
| 尿失禁タイプ分類と尿態・基礎疾患早見表 | |||
| 尿失禁タイプ | 病態 | 基礎疾患 | |
| 腹圧性尿失禁 | 尿道過可動 | ・加齢・分娩・先天性骨盤底形異常 | |
| 内因性尿道括約筋不全 | ・放射線治療・尿失禁手術・婦人科手術・萎縮性尿道炎・特発性 | ||
| 切迫性尿失禁 | 排尿筋過可動 | ・脳血管障害・パーキンソン病・多発性硬化症など ・加齢・尿路感染・特発性 | |
| 溢流性尿失禁 | 下部尿路閉塞 | ・前立腺肥大症・尿路狭窄など | |
| 排尿筋低活動 | ・糖尿病性ニューロパシー・骨盤内手術(直腸癌・子宮癌)・腰部椎間板ヘルニアなど | ||
| 機能性尿失禁 | トイレへの移動障害 | ・痴呆・ADL障害・寝たきり | |
| 反射性尿失禁 | 排尿筋過活動 | ・高位脊髄損傷など | |
尿失禁・頻尿は予防改善できます。
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